暇人大学放浪記

モラトリアムを持て余した暇人が日々起こった出来事に対する所感を徒然に書いていきます。

お題目

熱処理を考える

 

はじめに

 「熱処理」という言葉をご存知の方も多いかと思う。主に鉄材料に施す処理だと理解している。大きな力が加わる部分の部品を強くするために組みつけの前にあらかじめ決められた加熱及び冷却をする。

 熱処理は細かく調べるととてつもない種類があり、どのように使い分けるべきか頭を悩ませることが多い。場合によっては、「熱処理」=「材料を硬くすること」というようにざっくりと理解する場合もある。ここでは、そんな熱処理について自分の学んだことをまとめていければと思う。

熱処理の種類

 熱処理の種類は多くある。大きくまとめると4種類の熱処理がある。それを下記に示す。

  1. 焼入れ
  2. 焼き戻し
  3. 焼きならし(焼準)
  4. 焼なまし(焼鈍)

焼き戻しは主に焼入れの後に行う熱処理である。なので、1,3,4の区別が肝要になる。これらの区別は、基本的に熱した後の冷却方法の違いでなされるとされている。(図1)

f:id:kazubon35_2438168:20200329171949p:plain
図1 熱処理の種類

参考資料/図書

Professional Engineer Library 機械・金属材料学

役に立ったらクリックお願いします!